藤田晋さんは、株式会社サイバーエージェントの代表取締役社長の社長です。
株式会社サイバーエージェントは、インターネット広告やゲーム事業などを行う会社で、「アメーバブログ」や「ABEMA」などのサービスを運営しておりその知名度は全国規模で浸透しています。
そんな有名企業の社長を務める藤田晋さんとは、一体どんな人物なのでしょうか?
また、株式会社サイバーエージェントはどんな会社なのでしょうか?
本記事で、藤田晋社長のプロフィール、経歴や実績、推定年収、結婚などに関する情報、そしてサイバーエージェントの事業内容や特徴、評判についてまとめてみましたので、ぜひご覧ください。
目次
藤田晋とは
藤田晋さんは、株式会社サイバーエージェントを創業し、インターネット関連事業で大きな成功を収めた人物です。
20代で起業して、最年少で東証マザーズ上場を果たすなどの偉業を成し遂げてきました。
また、有名女優と結婚したり、元ライブドア社長の堀江貴文さん、歌舞伎役者の市川海老蔵さんら有名人たちと交流を持ったりなど、プライベート面でも注目を集めてきました。
藤田晋のプロフィール
- 本名:藤田 晋(ふじた すすむ)
- 出身地:福井県鯖江市
- 年齢:47歳
- 生年月日:1973年5月16日
- 学歴:青山学院大学経営学部卒業
- 趣味:音楽鑑賞(Rhymesterのファン)、競馬、麻雀、釣り(小型船舶操縦士免許取得)、ワインなど
- SNSリンクTwitter/Instagram/blog/Facebook
藤田晋の経歴
藤田晋さんが生まれたのは、1973年5月16日です。
父親は有名企業の会社員でしたが、藤田晋さん自身はサラリーマンにはまったく興味がなく、高校時代はバンド活動に熱中していました。
将来はミュージシャンになりたいと考えていましたが、音楽の才能に見切りをつけて、青山学院大学へ進学します。
大学在学中は麻雀にはまり、若い経営者の元でアルバイトをしていました。そのような経験が会社経営に興味を持つきっかけとなったようです。
大学卒業後は、人材派遣業を行っているインテリジェンスへ就職しました。
1年間会社員を経験してから、藤田晋さんは24歳で株式会社サイバーエージェントを立ち上げることになったのです。
起業後すぐにインターネットバブルが訪れたこともあり、インターネット事業をメインにしていた株式会社サイバーエージェントは急成長していきました。
ただ、その後の会社経営が順調だったわけではなく、ネットバブル崩壊の影響で困難な時期もあったようです。
しかし、有名人向けのブログサービスを提供することやゲームやライブ動画配信プラットフォーム力を入れるなど、藤田晋さんは時代の変化に合わせてさまざまな事業に取り組んできました。
その結果、現サイバーエージェント副社長の日高氏とアルバイト1名で始まった株式会社サイバーエージェントは、2019年の時点で5,000人以上の従業員を抱える大手IT企業へと成長することになったのです。
藤田晋の推定年収・資産
藤田晋さんがどのくらい稼いでいるのか、どのくらいの資産を持っているのかについては、多くの方が気になるところでしょう。
2018年1月31日公開の新R25のインタビュー記事上で、藤田晋さんは自分の資産がどのくらいあるかわからない、ほとんどがサイバーエージェント株だと思うと回答しています。
株式会社サイバーエージェントの2020年9月期の純資産(連結)は、1,276億7,800万円です。藤田晋さんは、同社の主要株主でもあるので、巨額の年収や資産を手にしていることが推測できます。
2021年4月21日のフォーブス誌の発表では、日本の富豪50人のうちの33位にランクインしており、資産額は1,944億円とのことです。
藤田晋の妻は誰?家族・結婚・離婚情報
藤田晋さんは、2回結婚しています。
最初の結婚は、2004年1月です。お相手は女優の奥菜恵さんでした。
美人芸能人と有名企業の社長が結婚したことで話題となりましたが、結婚生活は長く続かず、2005年7月に離婚してしまいました。
その後、2009年に再婚しています。再婚相手は、藤田晋さんの秘書をされていた澤野井宏美さんです。澤野井宏美さんは、昔ファッション雑誌のモデルとして活動していた時期もあったようで、かなりの美人だとの噂です。
2人の間には、名前は大門(だいもん)というお名前のお子さんも生まれています。
前の奥様とは1年ほどで離婚してしまいましたが、今の奥さんとの関係は良好で長く続いているようです。
株式会社サイバーエージェントとは
株式会社サイバーエージェントとは、インターネットやソーシャルメディアを活用した事業を展開している企業です。ここでは、藤田晋さんが創業した株式会社サイバーエージェントについて詳しく紹介します。
株式会社サイバーエージェントの本社は東京にあり、社長は創業者の藤田晋氏です。
1998年3月、藤田晋さんが24歳の時に創業し、広告サービスが好調だったことから、インターネット広告事業に進出しました。
そこでも大成功を収め、国内のインターネット広告最大大手へと成長します。
2004年9月に、アメーバブログ(現在のAmeba)のサービスを開始しました。
数多くの芸能人や有名人、モデルたちが利用し始めたことにより、利用者が一気に増えたのです。数ある無料ブログの中でも群を抜いて利用者が多く、2006年3月には、会員数300万人を突破しました。
サイバーエージェントは、インターネット広告事業に加え、メディア事業にも進出しました。インターネットテレビ&ビデオエンターテインメントサービス「ABEMA」などのソーシャルメディアサービスの提供を実施し、ユーザーの需要に応えています。
2009年頃から、ゲーム事業にも参入しました。代表的なものに、『グランブルーファンタジー』が挙げられます。コンテンツの作成は、傘下に置いているゲーム制作子会社が行っています。
ゲームのコンテンツ制作に加え、アニメ制作も担っています。2018年10月に「CAAnimation(シーエーアニメーション)」という会社を設立、そこを拠点にアニメ制作事業を展開中です。
株式会社サイバーエージェントのサービス・事業内容
サイバーエージェントの事業の柱となっているのは、会社設立当初から主軸としてきたインターネット広告事業のほか、メディア事業とゲーム事業の3つです。
営業利益で見るとゲーム事業が好調で、子会社のCygamesの業績が好調であることを物語っています。
これら3つの柱以外にも、投資育成事業も展開中です。
ここでは、「インターネット広告事業」「メディア事業」「ゲーム事業」「投資育成事業」の4つについて、詳しくご紹介します。
インターネット広告事業
インターネット広告事業では、広告代理事業がメインです。
親会社であるサイバーエージェントが広告代理事業・AI事業・動画広告事業を行っていますが、子会社である「株式会社Cyber」は、主にスマートフォン向けの広告事業に着手しています。
メディア事業
メディア事業では、「Ameba」がよく知られています。
2004年にはアメーバブログサービスをスタートし、アイドル・タレント・ファッションモデル・アナウンサーなど芸能人向けのブログサービスも提供したことで、広告収入や知名度をアップさせることに成功します。その結果、一般のブログ利用者の獲得にもつながったのです。
また、2015年には、テレビ朝日との共同で、ライブストリーミング形式インターネットテレビサービスの「AbemaTV」を立ち上げました。
藤田晋社長が、テレビ朝日最高経営責任者とお酒を飲んだ際に意気投合したことが、AbemaTV設立のきっかけだそうです。
会員登録者数、アプリのダウンロード数、視聴者数も年々伸び続けており、若い世代を中心に大人気のサービスとなっています。
そのほか、「タップル(tapple)誕生」は、サイバーエージェントが運営しているマッチングサービスです。
メディア事業に関わっているのは、親会社のサイバーエージェントをはじめ、株式会社マッチングエージェンと株式会社AbemaTVです。
ゲーム事業
主にスマートフォン向けのゲームを制作・運営しています。
ゲーム事業で中心となっているのは、子会社である株式会社Cygamesです。
そのほか、株式会社Craft Eggや株式会社サムザップも、運営に関わっています。
投資育成事業
サイバーエージェントが参入したのは、コーポレートベンチャーキャピタル事業で、中心となっているのは親会社です。
ファンドの設立や運営に関わっているのは、株式外社サイバーエージェント・キャピタルです。
紹介してきた4つの事業に当てはまらない事業も、いくつかあります。
たとえば、株式会社ウエディングパークでは、結婚式場の口コミサイトを運営していますし、株式会社マクアケは、クラウドファンディングの運営を担っています。
株式会社ゼルビアもサイバーエージェントの子会社ですが、この会社はプロサッカーチームの運営や管理がメインの会社です。
このように、サイバーエージェントでは、インターネットを媒体として様々なサービスを提供しています。
主なサービスは、広告サービスや、ゲームコンテンツの提供です。
多くのユーザーからロングセラーで愛され続けているAmebaでも、ブログの投稿以外の楽しみを、ユーザーに提供しています。
株式会社サイバーエージェントの特徴・強み
サイバーエージェントの強みは、時流を読んで迅速に行動することです。
ターゲットとする、消費者が求めていることを正確に読み取り、必要なサービスを素早く出せるという会社は、そう多くはありません。
また、新たな事業を展開させる場合、専門の会社や部署を設立するM&Aを活用して、必要なリソースを手早く確保したり、他の会社と業務提携するといった迅速に体制を整える手腕は、サイバーエージェント特有と言って良いでしょう。
そして、事業を複数展開させることで赤字を黒字でカバーし偏りを防ぎます。
たとえ一つの事業が赤字になっても、黒字になる事業でカバーできるので問題ない、ということはなかなか考えられません。
しかし、それを地でいく強さが、サイバーエージェントにはあります。
藤田晋の実績・偉業
ここからは、また藤田晋さんの話に戻り、藤田社長がこれまでに行ってきた実績や偉業について紹介します。
株式会社サイバーエージェントの創業者
藤田晋さんの一番の偉業は、株式会社サイバーエージェントを設立したことでしょう。
一度は一般企業へ就職しましたが、自分の夢を叶えるために会社員を辞めて、1998年24歳にして起業しました。
その当時、アメリカで流行っていたクリック保証型バナーシステムに目をつけて、オン・ザ・エッヂ社と一緒にインターネット広告事業をスタートさせたのです。
インターネット広告事業は大成功し、現在でも株式会社サイバーエージェントの大きな収入の柱となっています。
26歳の最年少で東証マザーズへ上場
株式会社サイバーエージェントは、設立からわずか2年で東証マザーズ上場を果たしました。
上場した2000年当時、藤田晋さんはまだ26歳で史上最年少の上場記録を打ち立て、注目を集めました。
※2014年9月には東証一部へ市場変更
麻雀最強戦で優勝
藤田晋さんは、麻雀の世界でも実績を残しています。
2014年に開催された麻雀最強戦では、プロを相手に戦って優勝しています。プロ並みの実力を持つ方なのです。
2018年8月には、「仕事が麻雀で麻雀が仕事」という書籍も出版しました。
AbemaTVの麻雀チャンネルへ出演することや藤田晋invitational RTDリーグを企画するなど、麻雀に関わる活動にも熱心に取り組んでいます。
その他の実績
藤田晋さんは、執筆活動も行っており、「渋谷ではたらく社長の告白」、「藤田晋 渋谷ではたらく社長の成功ノート」など起業や会社経営に関する本を出版してきました。
また、一般社団法人新経済連盟の副代表理事を務めるなど、財界活動にも取り組んでいます。
株式会社サイバーエージェントの業績・売上高
会社が発表している、四半期決算(2020年10~12月)の売上高は1,310億円、営業利益は70億円でした。
2021年度の業績は、売上高5,000億円、営業利益300~350億円を見込んでいます。
株式会社サイバーエージェントの歴史
- 1998年3月、藤田晋氏が株式会社サイバーエージェントを設立。
同年8月に「サイバークリック」の販売を開始。 - 2000年3月、会社を東京証券取引所マザーズに上場。藤田氏は当時26歳で、マザーズ上場を最年少で果たしたとして注目される。
- 2001年3月に、株式会社アクシブドットコム(現在の株式会社VOYAGE GROUP)を子会社化。
- 2003年9月に株式会社サイバーエージェントFXを設立。子会社化と新たな会社の設立を、積極的に展開。
- 2004年9月に、ブログサービス「アメーバブログ(現Ameba)」をスタート。会員数は、2006年3月に100万人を突破し、2010年には1,000万人、2014年には4,000万人を超えた。
- 「Amebaモバイル」(2006年)や「アメーバピグ」(2009年)など、独自のサービスが次々に誕生。
- 2007年3月、原宿に「AmebaStudio」を設立。
サイバーエージェントは同年、ゲーム事業に参入し、会社を黒字化。 - 2011年には、連結売上高1,000億円以上を達成。
ゲーム事業は好調で、2013年時点で、登録しているユーザーは、累計3,000万人を突破。 - 2016年4月、サイバーエージェントは「AbemaTV(現ABEMA)」を開局。
同年9月、連結売上高が3,000億円を超え、AbemaTV登録社は4,000万人以上(2017年)になるなど、順調に事業を拡大。
株式会社サイバーエージェントの評判・口コミ
株式会社サイバーエージェントで働く社員からは、どのような評判があるのか調査しみました。
サイバーエージェントは、全体的に見て働きやすい環境が整っています。
オフィスは近代的で、加湿器など設置し、働きやすいと評判です。
特に女性が働きやすいように配慮されていて、実際、多くの女性が活躍しているということです。
とても活力があり、積極さが求められる会社であるため、社員同士のコミュニケーションがよく取れ、それが良い循環を作っています。
仕事は忙しく、残業が必要な場合もあるようですが、向上心を持って仕事に取り組みたいと考えている人にとっては、やりがいがある環境です。
一方で、中には特殊な企業文化がはびこっており、中途で入った社員さんは馴染めないことや転職した際にギャップを感じることもあるという意見もありました。
藤田晋の現在
藤田晋さんは、現在も株式会社サイバーエージェントの代表取締役社長であり、筆頭株主です。また、一般社団法人新経済連盟の副代表理事、FC町田ゼルビアのオーナーなども務めています。
2021年4月に開催された株式会社サイバーエージェントのバーチャル入社式では、若い新入社員たちに向けて、メッセージを発信していました。
アメーバブログは、2020年の5月以降は投稿されていませんが、ご自身のTwitterアカウント上では、さまざまな情報を発信中です。
2021年4月9日には、テレビ朝日のニュース番組「報道ステーション」に出演して、新しい未来のテレビについて語っていました。
まとめ
以上、藤田晋さんのプロフィール、実績、資産、そして株式会社サイバーエージェントに関する情報をご紹介しました。
数々の成功を収めてきた藤田晋さんは、まだ40代の若い方です。
これからも新しい事業に取り組みながら、日本のインターネット業界を牽引する存在であり続けることでしょう。
最後まで、本記事を読んでいただき、どうもありがとうございました。