石川康晴の経歴は?ストライプ辞任後の現在と妻/資産/交友関係を紹介

石川康晴の経歴

石川康晴さんはクロスカンパニー(現:株式会社ストライプインターナショナル)の創業者で、社長辞任後の現在は石川文化振興財団の現理事長を務める人物です。

ストライプインターナショナルのアパレルブランドである「earth music&ecology」や「koē」といったショップは、ショッピングモールなどで見かけたことがある人も多いのではないでしょうか。

そんな有名ブランドを立ち上げた石川康晴さんのプロフィールや現在の活動、経歴、実績、評判口コミ、資産、家族・妻(嫁)、公益財団法人石川文化振興財団について詳しく紹介していきます。

石川康晴とは

石川康晴の顔画像
イシカワホールディングス株式会社のHPより

石川康晴さんとは、23歳で有限会社クロスカンパニー(現 株式会社ストライプインターナショナル)を創業し、年商1,000億円を超える有名企業へと成長させた人物です。

当時のアパレル業界では異例だったテレビCMの起用や、駅ビル・郊外型ショッピングセンターへの出店により成功を収め、全国展開を果たしました。
中学生の頃に志したアパレルで起業という夢を成し遂げた後は、飲食やホテル、アートなど様々な分野でも活躍しています。

また、一時期はブラック企業と呼ばれた株式会社ストライプインターナショナル(元 株式会社クロスカンパニー)における社内の働き方改革も積極的に行い、蔓延していた長時間労働の削減や、女性の働きやすい会社づくりをすることで、パワハラやセクハラが無く働きやすいとされるホワイト企業へと生まれ変わらせ、数々の賞を受賞しました。

プロフィール

  • 本名:石川 康晴(いしかわ やすはる)
  • 出身地:岡山県岡山市
  • 生年月日:1970年12月15日(50歳/2021年9月時点)
  • 学歴:京都大学大学院経営管理教育部 修了
  • 趣味:アート/マラソン/テニス/料理/音楽/映画
  • SNS:TwitterInstagramFacebookNewsPicksWantedly

石川康晴の経歴

経歴

ここから、石川康晴さんの経歴について詳しく紹介します。

幼少期~学生時代

石川康晴さんは岡山県岡山市で生まれ、日本舞踊の師範だった祖母の影響で、子供の頃から着物や帯に囲まれて育ち、洋服に興味を持っていました。

中学生になるとお年玉を全て洋服の購入に使うほど洋服が好きになっており、通っていた洋服屋の店員からはアパレルショップの経営を勧められました。
そういった子供の頃の祖母の存在や洋服屋の店員の言葉がきっかけとなり、アパレルでの起業を決意することとなります。

高校卒業後は専門学校に進学し、起業に備えてアルバイトを掛け持ちして貯金を貯めていきました。

紳士服チェーンに就職

専門学校を卒業すると、起業のための知識を得るために紳士服チェーンに就職します。
入社後は様々な業務に携わることができ、アパレル事業に関する一連の流れを実践的に学ぶことができました。

入社して2年半ほど経つと、上司に呼び出され課長になることを勧められましたが、それがきっかけで自分の成長を確信した石川康晴さんは、紳士服チェーンを退職し、本格的な起業に向けて動き出します。

クロスカンパニー設立

学生時代のアルバイトと紳士服チェーンの給料やボーナスで貯めた総額300万円を資金に、わずか4坪の小さなレディースセレクトショップをオープンさせ、有限会社クロスカンパニーを設立しました。

セレクトショップで販売する洋服は、月に一度欧米まで買い付けに行くことで、日本の他の店にはない珍しい洋服が店頭に並び、物珍しさから多くの顧客を獲得できました。
初年度の売上は4,000万円、その後も毎年売上を伸ばして好調なスタートを切ったのです。

創業5年目で赤字への転落と倒産危機

ショップ運営は順調でしたが、石川康晴さんは岡山で一番の売上を上げたいと思うようになり、商品単価を上げていきました。
しかし、それが裏目に出て、お客さんは離れていき、創業5年目で初の赤字への転落を経験します。その時の商品価格は創業当初の3倍ほどまで上がっていました。

そして、そんな石川康晴さんのやり方にはついていけないと10人の従業員が辞めてしまったのです。当時運営していたショップは4店舗あったにも関わらず残った従業員は3人。倒産危機を迎えながらも残ってくれた3人を守り抜くために一からやり直す覚悟を決めました。

SPAの開始により人気ブランド「earth music&ecology」が誕生

これまでの高級志向とは真逆の、ベーシックでリーズナブルな服を自分たちで作るSPA(製造小売業)を開始し、倒産危機を迎えてからわずか半年ほどで「earth music&ecology」の1号店をオープンしました。

このSPAアパレルブランドの立ち上げが成功したことで会社は再び成長性を取り戻します。
そして急成長を続けていた最中の2016年3月に、株式会社クロスカンパニーから現在の株式会社ストライプインターナショナルに社名変更しました。

その後も売上を伸ばし、ついには年商1,000億円を突破しましたが、石川康晴さんは2020年3月に代表取締役社長を退任されています。

石川康晴の現在

現在はストライプインターナショナルの代表を退任し、石川文化振興財団の理事長を務めており、2021年にはイシカワホールディングス株式会社の代表取締役社長に就任しました。

石川文化振興財団では、石川康晴さんの地元である岡山への恩返しのために地域活性化や経済振興に力を入れ、岡山芸術交流や福岡醤油ギャラリーをはじめとする、数々のプロジェクトを進めています。
イシカワホールディングス株式会社では、これまでの社長経験を活かしてベンチャー企業に投資し、起業家を支援する活動を行っています。

その他にもパン屋を運営する株式会社メルシーの代表取締役会長やワインの製造・販売を行うtetta株式会社の取締役会長などに就任し、主に岡山県で活動されています。

石川文化振興財団については、後ほど詳しく紹介します。

石川康晴の推定年収・資産は?自宅がすごい

推定年収や資産について調べてみたのですが、ストライプインターナショナルやその他の石川康晴さんに関係する会社が上場していないため、公開されている情報はありませんでした。

しかし、ストライプインターナショナル時代には売上高1,000億円を超えていたことや、様々な会社の役員を歴任されていたことから、石川康晴さんの年収は数千万円ほどあったのではないかと推測できます。

また、資産については現在もストライプインターナショナルの株を約40%保有していることや、その他にもREADYFOR株式会社などに出資し、株を保有していることから数億円を超えると考えられます。

自宅が大豪邸

SNSには岡山の自宅を一部公開しており、社員を呼んでお花見をしたり、現代アートやお洒落な家具が並んでいる大豪邸です。これらのことからも、相当の資産があることは間違いありません。

ただ石川康晴さんは、災害時に復興支援活動として1億円寄付したりするなど、世のため人のために使っています。

石川康晴の家族・交友関係情報!結婚している?妻は誰?

家族

石川康晴さんは結婚されているようですが、妻(嫁)の情報は一切公開されていませんでした。そのため、子供がいるのかも不明です。

家族の情報が公開されてませんが、日本舞踊の師範だった祖母はSNSにも登場しています。この祖母の影響で洋服に興味を持ち、今のストライプインターナショナルがあるといっても過言ではありません。

多彩な交友関係

石川康晴さんは、岩瀬大輔さんや前澤友作さんといった自身と同じ実業家たちとも幅広い交友関係を築いていますが、芸能人とも交流があります。

その中でも、元SMAPの香取慎吾さんとはディナーに行ったり洋服をもらったりするほど仲が良いようです。
また、絢香さん、水嶋ヒロさんとは夫婦共に交流があるようで、妻の絢香さんのライブに行ったり夫の水嶋ヒロさんと対談をしたりしています。

その他にもストライプインターナショナル時代には、元欅坂46などの長濱ねるやモデル、タレント、女優と対談や仕事をしたことがあります。

芸能活動をしている有名人や著名な経営者、岡山の実業家など多様な交友関係を持ち、様々な人から愛される人物のようです。

著書情報

石川康晴さんは、これまでに3冊の著書を出版しています。

『アースミュージック&エコロジーの経営学』が初めての著書で、2013年に出版されました。売上高を10年で22倍にした石川流の経営戦略が書かれています。

『学びなおす力 新時代を勝ち抜く「理論とアート」』は、2019年に出版され、ZOZO創業者の前澤友作さんに推薦されている著書です。
アート思考のビジネスへの応用など、アートを愛する石川康晴さんならではのインプット×アウトプット術が解説されています。

『新世代CEOの本棚』は、元ライブドアの堀江貴文さんや元LINEの森川亮さんなど時代の最先端をいく経営者たちとの共著で、2016年に出版されました。
各CEOの愛読書を紹介する本で、石川康晴さんは倒産危機を救ってくれたという「商売心得帖」を紹介しています。

石川康晴が成功した理由はCM!?

ストライプインターナショナルがここまで大きな企業に成長した理由のひとつに、CMによる競合との差別化があげられます。

ストライプインターナショナルを代表するブランド「earth music&ecology」の宮崎あおいさんが出演していたCMが記憶に残っている人もいるでしょう。
当時はアパレルブランドのプロモーションは雑誌が主流だったためCM放送は異例で、効果測定ができないことからブラックボックスだと言われていました。
しかし、そんなCM放送に、石川康晴さんは約12億円を投じて競合との差別化を図ったのです。

そしてCMでのプロモーション戦略は成功し、2010年のCM放送前は17%だった認知度が2018年時点で80%台を維持できるまで増加し、認知度に相関して売り上げも伸びていきました。
その後、ストライプインターナショナルのブランドCMには広瀬すずや欅坂46など、多くの人気芸能人が起用されました。

ブラックな労働環境を改革し、ホワイト企業へ!

ワークライフバランス

ストライプインターナショナルは、急成長真っ只中の2010年頃、世間ではブラック企業と呼ばれており、当時は多くの社員の退勤時間が毎日22時近くになるほど、長時間労働が蔓延していたようです。この状態を危惧した石川康晴さんは、残業の削減など、トップダウンで労働環境を改革することを決意します。

それからは、一般社員が帰りやすいように幹部全員に定時で帰るように直接伝えたり、従業員を増員したり、不要な会議や業務の削減を行ったことで定時退社を実現させました。
この残業時間の削減は世にホワイト企業だということを知らしめただけでなく、女性が働きやすい環境づくりに大きな効果があり、その他にも社員ひとりひとりが自分の時間を確保できるようになったことで自己啓発や新しいアイデアの創出につながったそうです。

充実の制度で実現するワークライフバランス

石川康晴さんが改革を行ったのは残業時間の削減だけではありません。
あらゆる制度を設けることで、女性やLGBT、外国籍の人など3,000人を超える全ての社員が活躍できる職場の実現を目指しました。

段階的な研修やキャリアサポートの制度により、誰でも積極的なキャリアアップが目指せます。
更に様々な休暇制度や手当を設けることで、ワークライフバランスも実現させました。
また、ストライプインターナショナルでは、以前クメン推進休暇制度を設けていたことで、男性でも育休を取得しやすい環境づくりもできたようです。

こういった当時の石川康晴さんによる様々な取り組みが、セクハラやパワハラのない現在のストライプインターナショナルの労働環境にもつながっています。

ストライプインターナショナルの受賞歴

石川康晴さんの思い切った社内改革により、ストライプインターナショナルでは2015年以降働き方に関する以下の表彰や認定を受けました。

くるみん取得(2015年)

「くるみんマーク」のある会社は、「子育てサポート企業」として厚生労働大臣の認定を受けた証となります。

PRIDE指標でゴールド獲得(2016年~2019年)

LGBTに関する企業の取り組みを評価する「PRIDE指標」にて、4年連続最高賞を獲得しています。

えるぼし認定(2016年)

えるぼしは、女性の活躍推進法に基づき、女性の職業生活での活躍促進に関する状況などが優良な企業を認定する制度で、当時最高位だった3段階目マークを交付されています。

Forbs JAPAN WOMEN AWARD 2017(2017年)

企業の成長を見据えた女性の活躍推進といった視点で企業や個人を表彰する「Forbs JAPAN WOMEN AWARD」にて、部門賞「ビジョン推進賞」でグランプリを受賞しました。また、企業部門総合ランキングでは2位を受賞しています。

おかやま子育て応援宣言企業(2017年)

従業員の子育てや地域における子育てを支援する取り組みを宣言した企業を「おかやま子育て応援宣言企業」として登録しています。そして、その中でも他の模範となる優れた成果があったとして、岡山県知事賞を受賞しました。

健康経営優良法人2017 – ホワイト500(2017年)

長時間残業の削減などへの取り組みにより、優良な健康経営を実践している企業を顕彰する「健康経営優良法人2017(ホワイト500)」の認定を受け、ストライプインターナショナルがホワイト企業であることを経済産業省にも認められました。

石川康晴の受賞歴

石川康晴さんは社長としてだけでなく、個人での受賞歴もあります。

第47回ベストドレッサー賞特別賞受賞(2018年)

ファッション意識の向上やファッション産業界の発展などを目的として選考されているベストドレッサー賞にて、特別賞を受賞しました。

紺綬褒章 受賞(2019年)

西日本豪雨災害の復興支援活動として寄付金1億円を岡山県に贈呈したことにより、国の褒章制度のひとつである紺綬褒章を受章しました。石川康晴さんの義援金は「岡山県子ども災害見舞金基金」の新設へとつながりました。

紺綬褒章 受賞(2021年)

備前長船刀剣博物館の施設整備への貢献のため、岡山県瀬戸内市に寄付を行ったことにより、自身2回目の紺綬褒章を受章しました。

石川康晴が設立した会社や財団を一挙紹介

並んだ服

石川康晴さんは1994年にクロスカンパニー(現ストライプインターナショナル)を設立した後、2014年に公益財団法人石川文化振興財団を設立、2021年にイシカワホールディングス株式会社を設立しています。

それぞれどんな会社なのか簡単に紹介していきます。

ストライプインターナショナル(元クロスカンパニー)

ストライプインターナショナルは、設立当初『クロスカンパニー』という会社名でした。
女性向けアパレルブランドの「earth music&ecology」をはじめとする、数々の人気ブランドを輩出しています。

全国の大型ショッピングセンターには必ずと言ってもいいほどストライプインターナショナルのブランドショップが出店されており、宮崎あおいなどの有名女優を起用したテレビCMも見たことのある人は多いかと思います。

現在は、アパレル事業だけでなく、飲食店運営やECサイト運営なども行っており、国内外で幅広く活躍している会社です。

公益財団法人 石川文化振興財団

公益財団法人 石川文化振興財団は、岡山県にて文化や教育、経済への支援を通じた地域活性化や経済振興、若手経営者の育成を行っています。

現代アート作品を岡山市内に展示する岡山芸術交流や若手経営者を顕彰・助成するオカヤマアワード、芸術や地域文化の発信や人々の交流を目的とする福岡醤油ギャラリーなど様々なプロジェクトを通して、石川康晴さんがストライプインターナショナル創業時から支援を受けてきた岡山に貢献できるよう、活動しています。

イシカワホールディングス株式会社

イシカワホールディングス株式会社は、主に小売業のベンチャー企業に投資を行い、経営に直接参画することで投資先企業の価値最大化を目的としています。
とくに、起業直後のアーリーステージでの投資をメインに行い、専門的な技術を持った起業家を支援することが使命です。
世界中のベンチャー企業に投資を行い、20年後には事業会社100社の持株会社としてグループ売上1兆円を目指している会社です。

イシカワホールディングスが出資した事業を紹介します。

パン屋を運営する株式会社Merci

健康エシカル志向のパン屋「Merci life organics」を運営する株式会社Merciに出資し、石川康晴さんはの代表取締役会長を務めています。

Merci life organicsは「オーガニック&ラグジュアリー」をテーマにしたパン屋で、無農薬や無化学肥料の小麦粉など自然由来の原材料を使用しているのが特長です。安心安全・高級な食材を使用しているので、子供から高齢者まで安心して食べられる健康志向のパンが楽しめます。

1号店は練馬で、現在は4号店までオープンしていますが、今後は全国に1,000店舗を目指して事業拡大を進めているそうです。

tetta株式会社

石川康晴さんは岡山のぶどうを使ったワイナリーとカフェを運営するtetta株式会社に出資し、代表取締役会長を務めています。
tettaでは、ぶどう栽培を行い、それを使ったワインを醸造しており、今後は海外への輸出をさらに強化していくそうです。

株式会社waistline Group

株式会社waistline Groupはシニア向けのフィットネスジムを運営しています。
石川康晴さんは、出資だけではなく代表取締役兼CEOを務め、経営やマーケティング戦略も行っています。
ウエストラインフィットネスは50歳からをコンセプトにしていて、プログラムもシニア向けに開発し、高齢者の比率が高いショッピングモールに出店していることが特長です。
今後もショッピングモールと組んで事業を展開し、高齢化社会が進む日本で、健康づくりの手助けを目指しています。

公益財団法人 石川文化振興財団とは

ここからは、石川康晴さんが立ち上げた公益財団法人 石川文化振興財団について詳しく紹介していきます。

概要

公益財団法人 石川文化振興財団とは、石川康晴さんによって2014年に設立され岡山県岡山市に事務所を置く法人です。
岡山の文化、経済、教育への支援や、岡山からグローバルで活躍できる人々の教育に邁進したいという想いのもとに立ち上げられました。

岡山芸術交流やA&Aなど、主に現代アート作品を通じた街の活性化を積極的に進めています。
公益財団法人 石川文化振興財団の役員には、岡山大学学長や岡山市長など、岡山に関わる重要人物が就任しており、まさに地域一丸となって活動に取り組んでいます。

財団概要
  • 名称:公益財団法人 石川文化振興財団
  • 所在地:岡山県岡山市北区幸町2-8
  • 設立:平成26年8月25日
  • 理事長:石川康晴
  • 事業内容:芸術文化支援事業/美術品の収集、保存、展示及び貸与事業/グローバル人材の育成事業/地域振興事業/その他この法人の目的を達成するために必要な事業

理事長は石川康晴

公益財団法人 石川文化振興財団の理事長は同法人を設立した石川康晴さんです。

公益財団法人 石川文化振興財団がプロジェクトを展開している岡山県は、石川康晴さんの出身地でもあり、初めて起業した地でもあります。
そんな所縁のある地域に少しでも恩返しができるように財団を通して、支援や貢献活動を続けています。この活動により、将来岡山から日本を代表するようなリーダーや天才画家が生まれてくることを期待しています。

公益財団法人 石川文化振興財団の事業内容

アート

公益財団法人 石川文化振興財団で行っている様々な事業内容についてご紹介します。

岡山芸術交流

岡山芸術交流は、2016年より3年毎に開催されているプロジェクトです。
総合プロデューサーは理事長の石川康晴さんが務め、アーティスティックディレクターは毎回異なるアーティストが務めています。

現代アート作品を岡山にある歴史文化施設などの会場に展示し、日常的にアートにふれることで新しい価値観や想像力を養い、価値創造や地域活性化の一助となることを目的としています。

開催期間中は様々なイベントも開催され、2016年には約23万4千人、2019年には約31万2千人もの来場者数を記録しました。大人も子供も楽しめたと来場者からは高い評価が相次いでいます。

オカヤマアワード

オカヤマアワードは、2010年に岡山の文化・経済の向上を促すことで地域活性化や若手経営者の育成を目的に創設されました。

部門賞と特別賞で構成され、更に全ての受賞者の中からその年のベストオブザイヤーを選出します。
創設者兼オカヤマアワード実行委員会会長の石川康晴さんは、岡山に数多くのヒーローを誕生させることが、岡山の未来に必ずつながると信じられています。

オカヤマアワードでは、49歳以下の個人を顕彰・助成しており、受賞者は実業家、アーティスト、学生など多岐に渡ります。

このプロジェクトは、10回目となる2019年で終了しました。

A&C

A&Cは岡山芸術交流2019のプレイベントとして開催されました。
映画館や神社、美術館などの岡山市街地に現代アート作品を展示することで、鑑賞券を持たない人でも無料で鑑賞でき、まるで街全体が美術館になったかのような体験ができます。

また、A&Cは「Art&City」の略で、アート作品を長期間展示することにより、「岡山=アートの街」という都市イメージの創造を目指すという目的もありました。

A&A

A&Aは「Artist&Architect」の略です。
約20年かけて岡山市内に世界的に活躍している現代アーティストと日本の建築家がタッグを組んでデザインした作品(宿泊施設)を誕生させていくもので、宿泊することで芸術への理解促進と、芸術を楽しめる滞在型都市岡山への発展を目指しています。

2019年には第一弾として、「A&A リアムフジ」と「A&A ジョナサンハセガワ」がオープンしました。どちらの宿泊施設も客室は1室限定、定員は1~2名で一泊3万~4万円ほどで宿泊できます。

Imagineering OKAYAMA ART PROJECT

Imagineering OKAYAMA ART PROJECTは、2014年に街全体を美術館に見立て、岡山城をはじめとする岡山市内の各所で現代アート作品が展示されたプロジェクトです。

「歴史まちづくり回遊社会実験」の一環として開催され、実業家の石川康晴さん、片山正通さん、那須太郎さんの3人が世界中から収集した「石川コレクション」の80作品の中から厳選された現代アート作品が設置されました。

Summer in JAPAN岡山

Summer in JAPAN岡山は、ハーバード大学の現役大学生を講師に迎えて、岡山の小学1年生~高校3年生までの子供たち75名を対象に、実践的な英語教育を提供したサマースクールです。
このプロジェクトは、一般社団法人Summer in JAPANが大分県で実施しているサマースクールをベースにしたオリジナルのプログラムとなります。

「ミュージカル・パフォーマンス」・「コンピュータ・サイエンス」・「プレゼンテーション」の3つのコースがあり、岡山大学津島キャンパス内で2017年に開催されました。

助成事業

助成事業では、教育文化助成「WAKABA」を立ち上げ、岡山に根差したグローバル人材の育成や文化芸術振興などの取り組みを行う個人や団体の活動事業に対して、助成を行っています。

2019年には応募があった19団体の中から審査の上、地域学生団体や学生食堂、非営利活動法人などの7団体に助成金を交付しました。

福岡醤油ギャラリー

福岡醤油ギャラリーは、2019年にA&Cの展示場としても使用された歴史的建造物「旧福岡醤油建物」を改修して2021年にオープンした文化施設です。
芸術や文化の発信を通して芸術と岡山を結び付け、多様な人々が集まることで交流がうまれるエリアの賑わい創出の拠点となることを目指しています。

福岡醤油ギャラリー初の催しとしてチームラボの展覧会が開催されたことで話題となりました。
2021年9月には社会や地域の課題解決を目的とした活動を行う者にスペースを提供するSDGs塾の運営が開始しました。

石川文化振興財団の歴史

2014年8月に設立された石川文化振興財団は、2015年2月に公益財団法人に認定されました。
そして2016年には第1回目の「岡山芸術交流2016」が開催され、多くのプレイベントも同時開催されています。

2017年には岡山から世界的に活躍できる人材を育成、輩出することを目指して岡山大学と包括協定締結し、ハーバード大学の現役大学生を講師に迎えて、「Summer in JAPAN 岡山」を岡山大学にて開催しました。

2018年には岡山芸術交流2019のプレイベントとして、岡山市街地に現代アート作品を展示する「A&C」が開催され、翌年に「岡山芸術交流2019」が開幕しています。

岡山芸術交流2019が開催された2019年には建築家と現代美術アーティストが建築作品をつくる「A&A」プロジェクトも開始されました。その第一弾として2つの宿泊施設がオープンしています。

2021年には芸術や地域文化の発信を行う文化施設の「福岡醤油ギャラリー」をオープン、そして2022年には「岡山芸術交流2022」が開催予定です。

公益財団法人 石川文化振興財団の評判口コミ

公益財団法人 石川文化振興財団の最新プロジェクトや取り組みは、石川康晴さんのFacebookによって公開されており、投稿には数百件のいいね!を獲得していました。

ひとつひとつの活動に対して「素晴らしい取り組み」と評価されており、プロジェクト参加者からは「素敵でした」と高い評判を得ています。

公益財団法人 石川文化振興財団は岡山で事業を展開していることから、評判や口コミを書き込む人は岡山の実業家や岡山在住の人たちが多いようです。

まとめ

以上、石川康晴さんの経歴や実績、公益財団法人 石川文化振興財団ついてのご紹介でした。

石川康晴さんはストライプインターナショナルを退任された後も、人々をあっと驚かせるような取り組みを次々と進めていて、今後開催されるプロジェクトも楽しみです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。