三木谷浩史の経歴/年収/資産/自宅/妻がすごい!楽天創業者を紹介

三木谷浩史の経歴

三木谷浩史さんは楽天グループ株式会社の会長兼社長であり、創業者でもあります。

インターネットではモノは売れないと言われていた時代にネットショッピングの先駆者としてオープンさせた『楽天市場』は現在私たちの生活に必要不可欠といえるほど便利なお店となりました。

70サービス以上を展開し、プロ野球、プロサッカーのオーナーにもなっている楽天グループ株式会社の社長、三木谷浩史さんの経歴や実績、家族構成などを以下にてご紹介します。

三木谷浩史のプロフィール

三木谷浩史の経歴・実績・年収・現在まとめ
  • 本名 :三木谷 浩史(みきたに ひろし)
  • 出身 :兵庫県神戸市
  • 生年月日 :1965年3月11日
  • 学歴 :一ツ橋大学商学部・ハーバード大学経営大学院
  • 趣味 :ワイン・ゴルフ・サッカー観戦、テニス
  • SNS :Twitter

三木谷浩史の経歴

三木谷浩史さんは楽天の創業者です。楽天というと日本のEC業界の最大手ともいえる企業で、従業員数は楽天単体でも7,390人(2020年12月31日時点)が在籍しています。
現在の役職は代表取締役会長兼社長 最高執行役員です。

ここからは、三木谷浩史さんの経歴を紹介します。

幼少期

兵庫県神戸市出身ですが、7歳の時に父の仕事の関係で2年間アメリカ生活を送った帰国子女です。9歳の時には再び日本へと戻ります。

日本興業銀行時代

三木谷浩史さんは一ツ橋大学商学部を卒業後、『日本興業銀行(現:みずほ銀行)』 へ入行しています。日本興業銀行の制度を利用しハーバード大学へ留学、1993年にMBAを取得し帰国ました。
帰国後は企業金融開発部に配属され、国際的なM&Aの斡旋を担当します。当時、ソフトバンクの孫正義さんやTSUTAYAの増田宗昭さんなどが三木谷浩史さんの顧客となっていたそうです。

1995年に日本興業銀行を退社しコンサルティング会社『クリムゾングループ』を設立し、約2年で6,000万円を残すことに成功し、それを元手に『株式会社エム・ディー・エム(現:楽天グループ)』を設立しました。

2002年にはアメリカ経済紙『フォーチュン誌』で掲載された『若手富豪ランキング』の第6位に選ばれています。当時、三木谷浩史さんの資産は3,000億円近くあったという情報もあります。

三木谷さんの肩書はとても多く、楽天グループのさまざまな会社の社長を務める他、プロスポーツチームのオーナーなども務めています。
2020年には政府の『デジタル庁デジタル社会構想会議』の委員に選定され、現在に至ります。

三木谷浩史の実績・偉業

三木谷浩史さんは楽天グループの成長と共に数多くの実績を残しています。
詳しい実績紹介を紹介していきましょう。

楽天市場の成功

三木谷浩史さんが1997年に楽天市場をスタートさせた時の出店店舗数は13店舗でした。そのうち10社は知り合い等の身内の会社だったという情報ですが、営業を行ったのは約1,000社です。
しかし、わずか1年で200店舗を突破し、5年目で6,000店舗突破、現在では10,000店舗を突破するほど成長を遂げています。

スポーツ界への参入

楽天はスポーツ貢献も積極的で、2003年にJリーグの『ヴィッセル神戸』、2004年には『東北楽天ゴールデンイーグルス』のオーナーとなっています。
東北楽天イーグルスに関しては、通常プロ野球界では初年度に黒字化を達成することは不可能とされていたのですが、見事黒字化を成功させています。

楽天エコシステムの構築

楽天グループではあらゆるサービスを楽天経済圏で利用できる『楽天エコシステム』を提供しています。
楽天経済圏を利用することで『楽天ポイント』が貯まり、そのポイントを利用して日常の支払いなどを済ませることが可能です。また、『SUP(スーパーポイントアッププログラム)』の活用で楽天ポイントは更に効率よく貯めることができるので、楽天経済圏で日常の生活に関するサービスを利用するユーザーが増えています。

楽天モバイルの始動

2019年より楽天グループは『楽天モバイル株式会社』を設立しモバイル業界に参入しました。
世界初の『エンドツーエンドの完全仮想化クラウドネイティブネットワーク通信』を構築し、実証実験にも成功しています。
楽天モバイルは5G対応や料金プランが分かりやすいこと、『楽天エコシステム』を結びつけることでよりお得に利用できることなどで人気を博しています。

三木谷浩史の現在

三木谷浩史さんは現在も楽天グループ株式会社の代表取締役会長兼社長 最高執行役員として活躍しています。

2021年12月には公益団体法人企業情報化協会が主催する『第39回IT賞』にて『顧客・事業機能領域 IT賞』・『ニューノーマルへの対応領域 IT激励賞』の2部門で三木谷浩史さんが受賞されました。この賞は国内の行政機関や産業界の事業創造において、効果的なビジネスモデルを構築・促進・生産性の向上への努力に努め成果を挙げてきた企業や団体に授与されるものとなっています。

楽天グループでは楽天独自のデータ分析ロジックを活用し、価格と在庫の最適化プラットフォーム『Price and Inventory Optimization Platform(PIOP)』の開発やテレワーク環境においての情報セキュリティリスク管理『のぞき見検知サービス』などのサービスが社会貢献に繋がったとして受賞対象として大きく評価されました。

趣味

三木谷さんは趣味も多彩で、ワインに関しては日本ソムリエ協会から『名誉ソムリエ』の称号も授与されていて、自宅の地下には7,000本のワインが収納できるワイン貯蔵庫もあります。
他にも高校時代の部活動で所属していた硬式テニスでは『ジュニア関西ベスト16』の成績を残すほどの実力の持ち主です。現在はゴルフやサッカー観戦も楽しんでいるようです。

三木谷浩史の推定年収・資産

三木谷浩史さんは『フォーブス誌』が発表する日本長者番付で、ほぼ毎年10位以内にランクインしています。
2021年は7位となっていて資産総額は8,260億円です。
年収は2020年の情報で配当を含み9億8,900万円となっています。
役員報酬よりも配当金が高額らしく、三木谷さんの自社株保有は12.29%で金額にすると約8億円です。年収は1~2億円に対し保有株の配当金は約4倍となります。

三木谷浩史の家族・結婚情報

家族写真

三木谷浩史さんは1991年に結婚されています。
妻は三木谷晴子さんで、2人は日本興業銀行の職場で出会い結婚まで至りました。

楽天市場を開業したばかりの頃、晴子さんは自身でプログラミングを行い誰でも簡単に商品の出品ができるシステムを開発したことで有名です。
三木谷浩史さんも妻である“晴子さん無しに楽天は成長できなかった”と言う程、楽天の成長に大きな影響を与えた方となっています。

三木谷浩史さんと晴子さんの間には息子が1人いて、2004年~2005年頃に出産されているようです。学校は慶應義塾幼稚園舎に入学したことまでは確実のようで、恐らくエスカレーター方式で現在も慶應義塾中等部~高等部に通われている可能性が高いです。

ちなみに、ご自宅は東京都渋谷区松濤区の高級住宅街にあります。敷地面積270坪、設計は有名建築家『城戸崎博孝さん』が担当しています。

楽天グループ株式会社とは

楽天グループ株式会社はインターネット関連サービスを中心に70超えのサービスを展開し、世界15億以上のユーザーがサービスを利用している会社です。

『楽天』の由来は安土桃山時代の『楽市・楽座』のような人々で賑わいを魅せてくれる市場をインターネット内で創りたいという想いと“楽天的にいきたい”という想いを掛け合わせて商号としたそうです。

『楽天ポイント』サービスを導入していて、ネットショッピングをはじめ、クレジットカード、銀行、証券、携帯キャリア事業などのサービスと『楽天会員』を軸に結び付けることで楽天グループ独自の『楽園エコシステム(経済圏)』が形成されています。

楽天グループ株式会社のサービス・事業内容

楽天グループ株式会社の事業

楽天グループ株式会社では70を超えるサービスを提供しています。
社内カンパニー制を導入していて、5つのカンパニーに分けられていますので、以下にてご紹介します。

コマースカンパニー

日常の買い物や生活、レジャーに関するインターネットサービスを提供しています。
主なサービスは『楽天市場』『楽天トラベル』『ラクマ』『Rakuten24』等、23のサービスがあります。

事業の中にはプロ野球球団『東北楽天ゴールデンイーグルス』の運営やプロサッカークラブ『ヴィッセル神戸』 の運営も行っています。
楽天イーグルスに関しては”絶対に無理“と言われていた初年度黒字に成功したことでも話題となり、ヴィッセル神戸ではスペイン代表を何度も経験し、バルセロナで活躍していたアンドレス・イニエスタ選手が移籍したことでも話題を博しました。

また、日本だけでなくグローバル展開も行っていて、米国・ヨーロッパ・台湾でも事業展開しています。

アド&マーケティングカンパニー

オンラインを通して情報提供などのサービスを提供するサービスです。
検索エンジン機能を備えたポータルサイト『楽天Infoseek』や情報共有などが行える『楽天みん就』『楽天レシピ』がある他、マーケティング調査や市場調査、アフィリエイトなど、国内11つ、海外6つのサービスを行っています。

最近では、AI機能を活用して行動パターンを分析し、デジタルマーケティングソリューションの開発・提供も開始しました。

コミュニケーションズ&エナジーカンパニー

携帯事業(MNO・MVNO)や情報通信、エネルギー関連、動画配信などのデジタルコンテンツ関連のサービスを提供しています。

CMでお馴染みの『楽天モバイル』や動画配信サービス『Rakuten TV』、電力・エネルギー関連のソリューションサービス『楽天エナジー』など国内8サービス、海外1サービスを展開しています。

楽天モバイルに関しては携帯キャリアの新料金プランにて乗り替え先第1位を獲得していることでも注目となっています。

インベストメント&インキュベーションカンパニー

新サービスの開発および提供やコーポレート・キャピタル・投資(インベストメント)などを行う事業です。

全てグローバルな事業展開を行っていることが特徴で、投資事業を行う『楽天キャピタル』をはじめ、オーガニック野菜の定期宅配サービスやオンラインストアを運営する『楽天ファーム』や総合英語学習サービス『Rakuten Super English』、無人航空機管制プラットフォームの開発・提供『Rakuten AirMap』などがあります。

フィンテックグループカンパニー

金融系のサービスを提供している事業です。
『楽天カード』『楽天銀行』『楽天証券』『楽天ペイ』など国内では13つ、海外1つのサービスを展開しています。

クレジットカードをはじめとした各種決済サービスや楽天ポイントプログラム、ネット銀行サービスなど、多岐に渡った金融サービスを楽天圏内にて用意することで、スムーズにお金の管理ができます。

楽天グループ株式会社の業績・売上

楽天グループ株式会社2020年12月期の連結決算は売上高1,455,538百万円(前年比15.2%増)で過去最高を記録しています。
しかし、営業利益は-93,849百万円という損失結果になっていて、その理由は現在楽天グループが注力している『楽天モバイル』への投資を行ったからであることが楽天より発表されています。

モバイル部門における先行投資を積極的に行っていて、基地局の開設・自社回線によるサービス提供エリアの拡大・オンラインコンテンツサービスの拡大に伴う基地局等のインフラ整備などが主な投資先です。

モバイルへの投資は嵩んでいますが、楽天エコシステムの活用により平均月間利用者数は前年度より17.5%増、2サービス以上を利用しているユーザー割合も70%を超えていることから、現在も順調に拡大を続けているといえます。

楽天グループでは、今後も楽天エコシステムの拡大によりメンバーシップバリュー10兆円を目標としています。

楽天グループ株式会社の特徴・強み

ポイント制度

楽天グループ株式会社の強みは『楽天エコシステム』の構築に成功していることです。
エコシステムの構築により、70以上のサービス提供が可能となっている他、世界では15億人以上のユーザーが楽天グループのサービスを利用しています。

また、『楽天ポイント』も特徴的で、エコシステムと楽天ポイントの融合により、顧客のライフシーンを幅広くカバーできる利便性のあるサービス提供が可能となっています。

今後は『楽天エコシステム』のグローバル拡大を進める予定で、現在調整を続けています。

楽天グループ株式会社の評判・口コミ

楽天グループ株式会社で働く社員の方々の評判や口コミをまとめました。

働きやすさは部署によって多少の差は感じられるものの、比較的に働きやすいという口コミが多く感じます。子育て中の女性や若手の男性社員なども職場での今後のキャリアが描きやすいと評価している社員が複数いました。

結果主義で目標への数字にはとても厳しい一面もあるようで、目標に向けてどんどん突き進みたいといったタイプの方には向いているといった口コミも何件かあります。
また、グローバル化を進めている一方、会社は日本企業らしいトップダウン傾向のためボトムアップも活用した管理に期待している社員が多く感じられました。

以前からリモートワークやフレックス制度の整備が整っているため、働き方への選択肢は広くワークライフバランスが保ちやすいようです。

まとめ

以上、楽天グループ株式会社の社長 三木谷浩史さんの紹介でした。

創業から間もなく25年目を迎える楽天グループ株式会社をこれからも牽引し続けてくれることでしょう。今後もよりグローバルな展開を遂げることが予想される楽天グループにも注目です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。