ペトラ・ファーレさんはイケア・ジャパン株式会社の代表取締役社長兼Chief Sustainability Officer(チーフ サステナビリティ オフィサー)を務めている方です。
2021年8月1日に前社長のヘレン・フォン・ライスさんが退任し、新たな社長として就任したペトラ・ファーレさんはどのような方なのか、今回は経歴や実績、家族構成、年収などと一緒にご紹介します。
目次
ペトラ・ファーレとは
ペトラ・ファーレさんは2021年よりイケア・ジャパン株式会社の社長に就任した方で、以前はベッドルーム部門グローバルビジネスエリアマネージャーとして活躍していました。
ペトラ・ファーレさんは社長に就任して間もないことから、彼女に関する情報は非常に少なく、出身地なども明確な情報は見つかりませんでしたが、2000年にイケア・スウェーデンに入社していることからスウェーデン出身である可能性が有力です。
イケア・ジャパンの社長になる以前は様々な役職を経験し、イケア・ポーランドでは副社長を務めたこともあります。
今までの経験と人脈を基にイギリスの有名デザイナーとのコラボレーション商品を限定発売するなど、社長に就任して間もない時から実力を発揮しています。
ペトラ・ファーレのプロフィール
- 本名 :Petra Färe(ペトラ ファーレ)
- 出身 :不明
- 生年月日 :不明
- 学歴 :不明
- 趣味 :不明
ペトラ・ファーレの経歴
ペトラ・ファーレさんは2000年にイケア・スウェーデンにセールコワーカー(従業員)として入社し、アクティングカントリーセールスマネージャーを務めるなど、様々な職種を経験します。
2012年~2013年にはイケア・ポーランドにて副社長を務め、2014年~2016年にはグローバル副ビジネスマネージャー、同時期2015年~2019年にはテキスタイル&ラグのグローバルビジネスエリアマネージャー、2019年~2021年にベッドルーム グローバルビジネスマネージャーを務め、現在イケア・ジャパン株式会社の代表取締役社長 兼 Chief Sustainability Officerとなりました。
ペトラ・ファーレの推定年収・資産
ペトラ・ファーレさんの年収や資産についての情報は見つかりませんでした。
前社長等の報酬についても一切情報がないため、金額については1,000万円~5,000万円ほどではないかといった予想をしている方もいましたが、信憑性のある理由はありませんでした。
ちなみに、正社員の平均年収は職種にもよりますが120~800万円のようです。
報酬が1億円以上の場合は開示が必要なため、開示がないことから1億円以下であることは間違いないようです。
ペトラ・ファーレの家族・恋愛・結婚情報
ペトラ・ファーレさんの結婚に関する情報は見つかりませんでした。
名前を見て結婚の有無は分からないものかと調べてみましたが、ペトラ・ファーレさんの出身地と思われるスウェーデンやポーランドなどは結婚していた場合でも名前を変える必要はなく、同姓・別姓のどちらを名乗っても良く、中間氏として相手の姓をつけることも自由に選択できるのです。
ちなみに前社長のヘレン・フォン・ライスさんはスウェーデン出身で結婚されていて、ラストネームが2つあるため、名前は恐らく夫の姓も名乗っているようです。
ペトラ・ファーレさんはラストネームが1つのため、未婚もしくは夫か旧姓のラストネームで名乗られているのではないでしょうか。
イケア・ジャパン株式会社とは
イケア・ジャパン株式会社はイケア フランチャイズグループで、グループ内でも最大の小売業者となる『Ingkaグループ』に属しています。
『Ingkaグループ』は“優れたデザイン性と機能性を兼ね備えたホームファニッシング製品を幅広く取り揃え、手頃な価格で提供する”というイケアのビジョンの元、運営がされているグループのことです。
現在、イケア・ジャパンの店舗数は全部で13店舗となっています。(2022年2月現在)
大型のイケアストアだけでなく、都心型店舗やビジネス向けの店舗なども人気があり、常に世界的なトレンドに沿って店舗展開を行っています。
イケア・ジャパン株式会社の歴史
イケア家具の国内販売は1972年に愛知県の『名鉄百貨店』と東京都『東急百貨店』に出店したのが初となります。若者を中心に人気を博しましたが、当時のイケア商品は今よりも値段が高いことから業績が上がらず両店舗共に閉店します。
1974年に三井物産資材部・湯川家具・チトセ(現:アイリスチトセ)・東急百貨店がイケア・スウェーデンと契約を行い合併会社『イケア日本株式会社』が設立されました。
1981年4月に千葉県船橋市のローラースケート跡地に国内第1店舗を出店し、その後も兵庫県神戸市にも出店を行いますが、1986年に一度日本から撤退を決めます。
しかし、20年経った2001年にイケアは再び日本への再進出を決め、2002年に現在の『イケア・ジャパン株式会社』を設立しました。
再進出を決意した背景にはイケアの自社経営哲学となる『ローコスト戦略』を実直に実践することで低価格の実現により、顧客満足度を獲得しリピーターを増やすことに成功しているからです。
2006年に再び千葉県船橋市に1店舗目を出店し、2008年にかけて関東・関西地方を中心に5店舗まで拡大しました。
現在も出店拡大は続けていて、特に力を注いでいるのは『都心型店舗』で、渋谷・原宿・新宿の3店舗に出店しています。
今後も世界的なトレンドとされる都市化を進めながら人々のニーズに応えられる身近な存在としてイケア・ジャパンは成長し続けることでしょう。
イケア・ジャパン株式会社の事業内容・サービス
イケア・ジャパンの事業内容は家具の小売及び飲食の提供です。
以下では、イケアの商品を購入する際に受けられるサービスについてまとめました。
配送サービス
イケアで購入した大型家具や小物商品などは配送サービスが受けられます。
自宅に配送してもらうだけでなく、イケアオンラインで購入した商品を店舗で受け取れるサービスや、商品を組み立てた状態で配送してくれる『組立サービス』、タイムズモビリティとの連携で車が無くても荷物を持ち帰ることができる『カーシェアリングサービス』などがあります。
リモートショッピングサポート
中々イケアに足を運ぶことができない方や事前に色々と確認をしてからイケアに行きたいといった方に向けてリモートサービスも用意しています。
内容は様々で、部屋全体のコーディネートを電話とオンラインツールを利用してプランを提案してもらえる他、キッチン、バスルーム、ベッド・マットレス等も同様にプランニングが行えます。
また、その場で電話注文も可能となっていて購入した商品は配送サービスを利用してスムーズな受け取りが可能です。
組立&施工サービス
イケアの商品は基本的に組み立て前の状態で販売を行っています。
自分で組み立てが難しい商品は『家具組立サービス』を利用することで、スタッフが直接配送先に覗い商品を組み立ててくれます。
また、カーテンのサイズ直しやキッチンや洗面台等の撤去・新規施工なども可能です。
引き取り&家具買い取りサービス
ご自宅等で不要となったイケア家具の引き取りや買い取りを行っているサービスです。
屋内利用商品限定となっていて、新しいソファやマットレスに関しては新しい商品を購入した場合、無料で引き取りが可能となっています。
プランニング&コンサルティングサービス
専任のスタッフがインテリアやキッチン、ビジネスインテリア、収納など様々な空間のプランニングを行います。
必要あれば自宅や職場に訪問し測量なども行います。
ペトラ・ファーレの実績・偉業
ペトラ・ファーレさんは今まで培ってきた経験が豊富なことから社長に就任して間もないのにも関わらず様々な実績を作っています。
以下にて、その実績をまとめました。
月々99円のワンルーム賃貸を提供
イケア・ジャパン株式会社は新宿にある10㎡のワンルームを月々99円で貸し出すキャンペーン『Tiny Homes 小さな部屋にアイデア広がる』を実施しています。
イケアでぬいぐるみ等としても販売され人気のあるサメのBLÅHAJ(ブローハイ ソフトトイ)が不動産エージェントとなりワンルームを貸し出すキャンペーンで、内装は全てイケアがコーディネートしています。
このキャンペーンは“限られたスペースでも居心地の良い部屋をつくることができる”ということと“コロナ禍において経済に影響を受けた若い世代の人々に対して手軽に実現できるインスピレーションやソリューションを提案し、より快適なくらいを提供したい”といったメッセージを目的としています。
2028年までにプラスチックの使用を廃止
ペトラ・ファーレさんはイケア・ジャパンの社長の他にChief Sustainability Officer(チーフ サステナビリティ オフィサー)も兼任しているため、サステナブルの取り組みにも積極的です。
その一環として現在取り組んでいるのが消費者向けの包装におけるプラスチック使用の廃止です。
現在も段階的にリサイクル素材を利用したパッケージに切り替えていて、2020年1月までにホームファニッシング製品・レストランやビストロから使い捨て&単一プラスチック製品を全面廃止に成功しています。
今後は主に紙の包装へとシフトしていく予定で、2030年には包装材だけでなく、製品に使用するプラスチックも全て再生可能な素材orリサイクル素材へと変えていくことを目標にしているようです。
虹色ダイバーシティに457万6,500円の寄付
イケア・ジャパンは非常にダイバーシティの取り組みに積極的で、ペトラ・ファーレさんが社長に就任した今も積極的な取組みを行っています。
その1つがLGBT+インクルージョンです。
イケア・ジャパンだけでなく、IKEA全体において性別、性的指向、民族、人種、国籍、障害に関わらずすべての人に公平性とインクルージョンのある職場提供ができるよう取り組んでいます。
日本でもようやく耳にするようになったLGBT+ですが、ペトラ・ファーレさんはそういった従業員(コワーカー)たちがありのままの自分でいられる権利を支持するために、多様性を表すレインボーカラーのバッグ『ストールストッマ バッグ』を製造し、全国のイケア店舗にて販売、売り上げ1つに付30円をLGBT+を支援するNPO法人『虹色ダイバーシティ』へ寄付し、その総額は457万6,500円となっています。
ペトラ・ファーレの現在
ペトラ・ファーレさんは現在もイケア・ジャパン株式会社の社長として様々な業務に取り組まれています。
イケア・ジャパンでは現在、オンラインストアの需要が非常に高まっているそうです。
近年は家からお買いものを楽しむ方向へと顧客が変化してきたためであることから、オムニチャンネル化を加速させていてInstagramやYouTubeを活用して顧客とイケアが接触できる場を拡大しました。
インテリアのトータルコーディネートを実際の店舗から配信することで、インテリアの参考になるとユーザーから人気となり、現在は102万人を超えるフォロワー数となっています。
オンラインストアの目標は“オンラインとでも店舗と同じサービスの実現”です。
今後も現場を含めた社内の意識改革を行いながらオフラインとオンラインのギャップを埋めていく方針のようです。
イケア・ジャパン株式会社の売り上げ
イケア・ジャパン株式会社の2020年8月期決算は以下の通りです。
売上高867億4,400万円(前期比2.7%)、営業利益19億3,200万円で、4年ぶりの黒字化となりました。
黒字化に成功した背景は巣籠もりによる家具需要の高まりと、『都心型店舗』の成功が功を奏していると発表されています。
2021年は社長交代といった変革も起きていますので、決算発表にも注目が集まっています。
イケア・ジャパン株式会社の特徴・強み
イケア・ジャパン株式会社の特徴及び強みは『低価格』と『デザイン性』です。
イケアの自社経営哲学『イケアウェイ』は”原材料を最大に活用し、人々のニーズや好みに応じて製品を最適化することで、低コストを実現し節約したコストをお客さまに還元する“と定義しています。
また、イケアでは数多くのデザイナーとコラボし、デザイン性の高い家具やテキスタイル等を提供しています。こういったデザイン性の高い製品が低価格で購入できることがイケアの最大の魅力といえるでしょう。
イケア・ジャパン株式会社の評判・口コミ
イケア・ジャパンで働く従業員の評判や口コミをまとめました。
海外の会社のフランチャイズということもあり、休日はしっかりと取ることができるといった口コミが多かったです。
マネージャークラスの方も仕事はしっかりこなすものの、オフの時間を重視しているため社員の方々もワークライフバランスが保ちやすいといった口コミがありました。
また、ダイバーシティの寛容性も高く性別・人種・宗教等による差別意識等はないものの、比較的障害を持つ方のできる業務が少ない職種のため、障がい者雇用は低いようです。
管理職・社員・短時間勤務者等、コミュニケーションは全体的にフラットで仲が良いと答えている方はとても多かったです。福利厚生もしっかりしていて、外資系と日本系のバランスを上手く活用している会社といった評価が目立ちました。
まとめ
ペトラ・ファーレさんについての紹介は以上となります。
社長に就任してからまだ半年も経っていないためか、まだペトラ・ファーレさんがどのような方なのか詳しくお伝えしきれなかったことが非常に残念ではありますが、仕事の実績については社長に選任されるほどの実力が感じられる内容であると感じました。
今後もペトラ・ファーレさんによってイケア・ジャパン株式会社がより成長を遂げることを期待しましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。