瀬戸健はRIZAPグループ初代社長!経歴/実績/年収をまとめて紹介

瀬戸健の経歴

瀬戸健さんはRIZAPグループ株式会社(以下RIZAPグループ)の初代社長です。
“結果にコミットする”というコマーシャルでお馴染みのトレーニングジム「RIZAP」を知っている方も多いでしょう。

今や全国だけでなく海外進出も果たしているRIZAPの社長である瀬戸健さんはどのような人物なのか、プロフィールや経歴、実績、年収をまとめました。
また、RIZAPグループ株式会社の事業内容の詳細、歴史、評判、業績などについてもご紹介します。

瀬戸健とは

瀬戸健の顔画像
RIZAPグループの公式HPより

瀬戸さんはパーソナルトレーニングジム「RIZAP」の創設者で、現在は買収やM&Aにより多くのグループ会社をもつRIZAPグループの代表取締役社長です。

RIZAPと聞くとトレーニングジムのイメージですが、今ではアパレルや美容関連商品の販売、住宅、リフォーム業にインベストメント業など多岐に渡った事業を展開しています。

元々はダイエット・健康食品等の通信販売の会社を起業し代表を務めていたそうです。
起業のきっかけや経歴などについて次項でさらに詳しくご紹介します。

瀬戸健のプロフィール

  • 本名:瀬戸健(せと たけし)
  • 出身地:福岡県北九州市八幡西区
  • 生年月日:1978年5月1日
  • 学歴:明治大学商学部(夜間)/中退
  • 趣味:読書
  • SNS:Facebook

瀬戸健の経歴

瀬戸健さんは福岡県出身で、ご実家はパン屋を営んでいます。

彼の仕事に対する原点ともいえるのが高校3年生の時にお付き合いした彼女だそうです。
他校の女子から告白を受けお付き合いすることになったのですが、その彼女が身長152cm、体重が70kgという体型で彼女も自分に自信がないと話していました。
そこで瀬戸さんのおせっかいな性格が発揮され一緒にダイエットを始め、サポートし続けた結果、約4ヶ月で20kgのダイエットに成功したと日経のインタビューで話しています。

しかし、その彼女とは高校卒業後に別れてしまい、別れをきっかけに猛勉強を始めた瀬戸健さんは明治大学商学部夜間に合格します。
大学在学中にパソコン教材販売代行を起業し、その後大学は中退。

2003年、当時24歳の時に「健康コーポレーション」を起業し、豆乳クッキーやおからクッキー等の健康食品の通信販売を始めます。

2011年にタバコをやめたことで太ってしまった身体を戻すために個人の専属トレーナーにダイエット指導を依頼、これが転機となり現在のパーソナルトレーニングジム「RIZAP」の事業を開始します。

現在は積極的にM&Aを行い、多くのグループ会社を総括。トレーニングだけでなく美容やアパレル、ライフスタイル全般に関する事業も行う大企業へと成長させました。

瀬戸健の現在

瀬戸健さんは現在もRIZAPグループの代表を務めていますが、個人に関する現在の情報は調査しても見つけることができませんでした。
しかし、RIZAPグループとしては新型コロナウィルス感染症による対策で無人店舗のフィットネスジムの開始や、自宅でエクササイズができる「バランスブレード」を2021年7月8日より全国発売を開始。2023年には新たに”着替え不要”、”どんな服でもOK”、”履き替え不要”のコンビニジム「chocoZAP(ちょこざっぷ)」をスタートさせました。

瀬戸健の推定年収・資産

瀬戸健さんの年収及び総資産について本人から発表されている情報は見つかりませんでしたが、年収は約4億円で総資産は252億円ではないかという情報を見つけることができました。

信憑性は保証できませんが、30社以上のグループ会社をもつRIZAPグループの社長となるとこれほどの年収や総資産がある可能性は妥当にも感じます。
更に瀬戸健さんの奥様はRIZAPの大株主となっていますので、夫婦そろっての資産を合わせると倍以上となる可能性もあります。

瀬戸健の家族・結婚情報

瀬戸健の家族・結婚情報

現在は妻と一人のお子さんがいて、仕事で忙しい日々を送りながらも平穏に暮らしていらっしゃるようです。

妻はRIZAPの大株主にも名前が載っている「瀬戸早苗さん」で、お子さんの性別は不明ですが、現在高校生だと思われます。
妻の瀬戸早苗さんとは2013年、当時24歳の時に結婚されていて比較的早い結婚でした。
結婚当初は資本金が13万円になったこともあり、夫婦2人で月1万円で生活をするといった時期もあったそうです。

瀬戸健の実績・偉業

ここまでRIZAPグループを大きくすることができた理由は何か、瀬戸健さんが行ってきた実績や偉業を以下にまとめました。

テレビCMや広告に注力し成功

最初に行っていた豆乳クッキーの通信販売は店舗も営業社員もいないため広告をとにかく沢山だしたそうです。結果として創業から4年で売り上げ100億円となり、成功を収めていますが、うち69億円は広告費だったそうです。

また、トレーニングジムのRIZAPもテレビCMはとても印象的ではないでしょうか。
瀬戸さん自身はあのCMにライザップが何を提供している会社なのかを徹底的に追及し、15秒間のCMを創り上げたそうです。結果としてダイエット=RIZAPというイメージが皆に定着されています。

キャッチフレーズである「結果にコミットする」は2015年に流行語大賞にノミネートされるほど人々に深い印象を残しました。

日本初の自治体向け“成果報酬型”健康増進プログラムを開始

瀬戸さんが率いるRIZAPでは【健康経営宣言】というものを掲げています。これは社員も含めた世界中の老若男女の方々が生涯に渡って健康で自己実現の可能性にあふれるよう、健康増進を推進するといった内容です。

静岡県牧之原市の高齢者を対象として、健康寿命延伸を目的とした健康増進プログラムを実施しました。試験前と試験後の医療費削減額の結果に応じて報酬を頂く“成果報酬型”を採用し行った結果、参加者の89.7%が体力年齢10歳以上の若返りに成功しました。

健康になることで国全体の医療費削減が可能となり、国民の負担も減るといったことに着眼点をおいた瀬戸さんのプロジェクトは今後、全国的に様々な自治体と進めていくようです。

M&Aによるグループ拡大 ・構造改革

瀬戸健さんは「健康コーポレーション」の時に美顔器の会社を買収し成功を収めています。その後も数多くのM&Aを行い現在のRIZAPグループへと成長しています。

しかし、これには成功ばかりではなく苦悩も続いたようです。
M&Aでの成功により、積極的にグループ会社を増やしていったRIZAPですが不採算事業の増加等が理由で赤字へと転落します。
そこで、構造改革と称して不採算事業の売却を行い2019年には194億2300万円の赤字だったにも関わらず、2021年には15億5600万円の黒字回復を成功させました。

ヘルスケアのための商品開発

健康経営宣言に伴って、ヘルスケア商品の開発販売に力を入れています。

ファミリーマートではRIZAPのコラボ商品を販売し、美味しさと糖質量にこだわった商品を販売し気軽にRIZAPメゾットを体験してもらうことを目標としています。
他にも高タンパク質、低糖質の「ライザップ牛サラダ」と吉野家とコラボし、発売から74日目で100万食を突破する人気商品として成功しています。

瀬戸さん自身も若い頃から行ってきた筋トレで食事にもとても気をつかっていたそうです。
社長自らがとても熱心に開発に参加しているという噂もあり、今後の商品開発にも期待がもてます。

RIZAPグループ株式会社とは

RIZAPのロゴ

RIZAPグループは代表取締役社長である瀬戸健さんが設立した健康や美容、衣食住等の幅広い事業を展開する会社です。

認知度の高い事業といえば「結果にコミットする」というキャッチフレーズで体型改善を目指すパーソナルトレーニングジムのRIZAP (ライザップ) かと思いますが、それ以外にもM&Aによる事業規模の拡大でアパレル雑貨等の販売や住宅リフォーム事業、美容関連用品の開発販売なども行っています。

RIZAPの社名由来は「RISE」と「UP」の単語を掛け合わせた造語です。
そこには“どん底の状態からでも、その人が望む限り、必ず高く飛躍できる”という想いが込められていて、ロゴの黒背景に金色の文字には“どんな暗闇の中にいても、その人が望む限り、必ず光り輝く未来は訪れる”という意味が込められているのだそうです。

RIZAPグループ株式会社のサービス・事業内容

パーソナルトレーニング

RIZAPグループ株式会社では子会社となるグループ企業を総括し、幅広い事業を行っています。
主な事業及び主要グループ会社については以下をご覧ください。

ヘルスケア・美容事業

CMでも目にするパーソナルトレーニングジム「RIZAP」をはじめ、RIZAP GOLF等の運営、着圧等による体型補正下着・美容関連用品・化粧品・健康食品の販売などと行う事業です。

【RIZAP Lab】という研究機関で大学や研究機関、法人・自治体による健康指数や体力年齢の算出等、健康や体力つくりに関するデータ収集や研究を行い、一般個人だけでなくアスリートサポートや海外への進出も積極的に行っています。

アスリートサポートに関しては現在、神奈川県平塚市にてJリーグ【湘南ベルマーレ】の専属トレーナーとして選手たちをサポートされているようです。

ジム以外では着圧レギンスやシェイプアップサポート下着の販売、サプリメント、低糖質フード、トレーニンググッズなどの様々な商品の企画・製造・販売も行っています。
商品はライザップの公式通販サイトの他、スポーツ用品店やバライティ雑貨のお店などで購入が可能なようです。

ヘルスケア・美容事業での主要グループ会社は以下となります。

  • RIZAP
  • MRKホールディングス
  • 健康コーポレーション
  • ジャパンギャルズ

ライフスタイル事業

ホビー雑貨やお洒落家電等のエンターテインメント商品等の小売り、リユース事業の店舗運営、インテリア雑貨、アパレル等の販売を行っています。
その他にもスポーツ用品の企画、製造、販売や住宅・リフォーム事業と、人々のライフスタイルに関わる事柄を幅広くサポートしているようです。

RIZAPグループ株式会社ライフスタイル事業での主要グループは以下となります。

  • REXT
  • ワンダーコーポレーション
  • イデアインターナショナル
  • HAPiNS(旧パスポート)
  • ジーンズメイト
  • アンティローザ

インベストメント事業

インベストメント(投資)事業では、RIZAPグループ内での投資事業や再建を行っています。

RIZAPグループ株式会社では積極的な買収・M&Aを行い成功させたことで会社を急成長させてきました。過去の買収企業数は最大で85社となっていましたが、経営の圧迫を理由に主要会社を絞り2020年には約30社としています。

RIZAPグループ株式会社インベスト事業での主要グループは以下となります。

  • SDエンターテイメント
  • 夢展望
  • 堀田丸正
  • 湘南ベルマーレ
  • サンケイリビング新聞社

RIZAPグループ株式会社の特長・強み

RIZAPグループ株式会社の強みはブランディング力です。
記憶に残るフレーズや見た目のお洒落さなどでサービスや商品が記憶に残りやすく、これが業績に繋がっているように感じます。

また、RIZAPグループでは“健康経営宣言”というものを行っています。
これはグループの企業理念でもある“「人は変われる。」を証明する”に基づいて、RIZAPから世界中の人々、社員も含めて生涯に渡って健康で自己実現の可能性にあふれた日々が送れるよう推進していくといった内容です。

RIZAPグループはどんどん成長を遂げている企業ですが、「人は変われる」という想いは健康コーポレーション時代から変わらず、理念にブレがない点も特長であり強みなのでしょう。

RIZAPグループ株式会社の業績・売上高

RIZAPグループ株式会社の売上高は169,649億円(2021年3月時点)となっています。

業績としては3年ぶりの黒字決算となり、2019年は約194億円の赤字、2020年も約60億円の赤字でした。赤字の理由は新型コロナウィルス感染症による緊急事態宣言で、これによってジム等の運営が休業、アパレル店舗等の販売減少が大きく響いたようです。

しかし、RIZAPグループでは2019年よりグループ会社や不採算事業の売却や人員配置、店舗の統廃合を行うことで2021年の決算にて黒字を収めることができました。

RIZAPグループ株式会社は引き続き、2022年も30億円の黒字が予想できるという発表もされています。

RIZAPグループ株式会社の評判・口コミ

筋トレする女性

最後にRIZAPグループの評判や口コミについての調査内容です。
様々な事業があり、情報をまとめることが困難なため今回はパーソナルトレーニングジム「RIZAP」利用者の口コミで多かった内容を以下にまとめてみました。

  • ライザップで頑張ることの大切さを改めて学びました!
  • トレーナーが思った以上に優秀
  • トレーナーとの相性が悪くて続かなかった
  • トレーニング卒業後、リバウンドした
  • RIZAPのトレーナー指導のおかげで食事管理ができるようになった

トレーナーと合わずに返金制度を利用して途中退会した方やRIZAP卒業後にリバウンドしてしまい損した気持ちになったというネガティブな口コミも数件見つかりましたが、全体的にはRIZAPを利用してよかったと感じている方が多いようでした。

トレーニング期間中にはしっかりと今後の食事管理についても指導してくれるそうなのでそれに沿って生活を送れば基本的にリバウンドの可能性はないようです。
また、「結果にコミットする」というフレーズ通り、頑張った分だけの成果がでることで心も前向きになったという方もいらっしゃいました。

ちなみに、「RIZAP」社員からの評判は「研修制度が万全」「トレーナーは結果だけでなく売上も重要視されるため営業力も必要」「頑張った分だけ給与に反映するのでやりがいを感じる」「ゲストが増えると収入もアップするがプライベート時間は犠牲になる」「ゲストの人生を変えることができたと思った瞬間が嬉しい」などの口コミがありました。

まとめ

以上、RIZAPグループ株式会社の代表取締役社長 瀬戸健さんに関するご紹介でした。

瀬戸さんの実体験による成功が今のRIZAPを大きく成長させたのだと感じる調査結果でした。過去の失敗をすぐ糧にして成功へと導く姿勢は瀬戸健さんの最大の長所といえるでしょう。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。