南壮一郎の経歴!ビズリーチ創業者の年収/資産/実績/結婚を調査

南壮一郎の経歴

南壮一郎さんは会員制転職サイト等のインターネットを活用したサービスを展開する株式会社ビズリーチの創業者であり、現在はビジョナル株式会社の社長も務めている人物です。

2014年には世界経済フォーラム『ヤング・グローバル・リーダーズ』選出といった実績も持ち注目を集める実業家でもある南壮一郎さんについて、今回は実績や経歴、家族構成、年収などを調査しまとめました。

南壮一郎のプロフィール

南壮一郎の顔画像
公式Twitterより
  • 本名 :南 壮一郎(みなみ そういちろう)
  • 出身 :大阪府
  • 生年月日 :1976年6月15日
  • 学歴 :米・タフツ大学 卒業
  • 趣味 :スポーツ(フットサル、トライアスロン等)
  • SNS :twitter

南壮一郎の経歴

南壮一郎さんは株式会社ビズリーチの創設者で、2020年よりグループ経営体制の移行により新たに創業したビジョナル株式会社の代表取締役社長でもあります。

人柄について“社長と呼ばれることを嫌だと全社員に伝えていて、会社規模は拡大していく中、南社長は常に身近に感じられる話し方をされる方”といった印象があるようです。
自身では“前向きな性格で有言実行したいタイプ”であるとインタビューでも話していました。

そんな南壮一郎さんの経歴について紹介します。

幼少期・学生時代

南壮一郎さんは大阪府の出身ですが、幼稚園時代は静岡県磐田市、6歳~13歳の間はカナダのトロントで過ごしています。
幼少期からスポーツが大好きで、中学・高校はサッカーに打ち込み高校時代は静岡県西部地区選抜にも選ばれました。

大学はアメリカ留学を希望し米・タフツ大学に進学しました。大学3年生の時には交換留学生として上智大学にも通学し、英語が流暢なことから1998年に開会した長野オリンピックで通訳も経験しています。

モルガン・スタンレー証券に入社

南壮一郎さんは1999年にアメリカ・タフツ大学を卒業した後、モルガン・スタンレー証券東京支社に入社し投資銀行部にてM&Aアドバイザーを務めていました。また、香港・PCCWグループの日本支社立ち上げにも参画しています。

株式会社S-1スポーツを設立

2002年の日韓ワールドカップで日本代表がワールドカップ初優勝を果たしたことでスポーツに携わる仕事がしたいと思うようになり、2003年にモルガン・スタンレーを退職、株式会社S-1スポーツを設立しフットサル場の管理やテニス大会の通訳などを行いました。

S-1スポーツ時代に株式会社楽天の社長 三木谷浩史さんと出会ったことをきっかけに2004年より株式会社楽天野球団の創業メンバーとなり、チーム運営や各事業の立ち上げをサポートし球団事業では不可能とされていた初年度からの黒字化成功に貢献します。

株式会社ビズリーチを設立

その後、南壮一郎さんは楽天を退社し約1年間世界旅行をします。帰国後、転職活動を行いますがヘッドハンターとの意見が食い違うことを、身をもって感じこの経験を機に2009年4月7名の創設メンバーと共に株式会社ビズリーチを設立しました。

2020年2月には株式会社ビズリーチをグループ経営体制へと移行し新たにVisional株式会社を設立しVisionalグループの運営を開始。同時に南壮一郎さんはビズリーチの社長を退き、ビジョナル株式会社の代表取締役に就任し、現在に至ります。

尚、南さんの後任は株式会社ビズリーチの社長は多田洋祐さんが務めています。
南壮一郎さんはビズリーチの創業5,6年目には“10年を節目に経営者をバトンタッチすべき”と考えていたそうです。同時に後任は多田洋祐さんであることも決めていました。
また、社長交代の目的は2人の経営に対する特性が異なる点が重要で、ビジョナルの創設により新しい事業をゼロイチで作ることを得意とする南壮一郎さんがビズリーチの社長を退き、ビジョナルの社長として任務を果たす方が、貢献度が高いと考えたからです。

多田洋祐さんは当初、社長任命に対して難色を示したそうですが、南壮一郎さんの熱意に気持ちが動き、株式会社ビズリーチの代表取締役社長になることを決意したといったエピソードもありました。

※2022年7月2日多田洋祐さんは、ゴルフ中に倒れ急性心不全により40歳という若さでお亡くなりになりました。

南壮一郎の実績・偉業

求職者

南壮一郎さんの実績・偉業は以下の通りです。

日本初の『求職者課金型』転職サイトの開設

南壮一郎さんは株式会社ビズリーチを創業し日本初の有料会員制求人サイトを開設した人物です。

米国では定番化しつつあるサービスを日本に持ち込み、日本従来の既存求人サイトのビジネスモデルを逆さまにしたことで話題を呼びました。
また、ハイクラス人材に特化することでこれまで求人者と採用側のマッチングの低かった人材採用率を上げることにも成功しています。

ビジョナル株式会社にて東証マザーズに上場

2021年4月にビジョナル株式会社が東証マザーズに上場しました。
南壮一郎さんが2009年に株式会社ビズリーチを創業してから12年が経過しようやく実現したようです。

上場初日に約2,500億円を記録するなど、南壮一郎さんの実力の高さが感じられる結果となっています。

また、ホールディングス名に何故『ビズリーチ』を入れなかった理由として南壮一郎さんは“1年くらい悩んだが、人は目の前のことだけを考えられたら捨てられない。未来を見て捨てるんです。だから会社の名前も未来を見据えて決めたかった”という想いがあったそうです。

楽天イーグルスの立ち上げに貢献

経歴でもお伝えしましたが、南壮一郎さんは株式会社ビズリーチを立ち上げる以前は株式会社楽天イーグルスの創業メンバーとして活動していました。

南壮一郎さんの貢献度は非常に高く、運営管理や事業提案、球団サポートなど幅広く対応していて、球団自身も初年度から黒字化にも成功しています。

南壮一郎さんは球団社長候補としても名が挙がっていましたが、当時はまだ若すぎるといったこともあり、一度楽天から離れることを決意したそうです。

南壮一郎の推定年収・資産

ビジョナル株式会社の取締役報酬は1億円であると発表があります。
その他に南壮一郎さんは書籍を出版しているため印税と持株も45.24%保有していることから年収は数億円であることが予想されます。

南壮一郎の家族・恋愛・結婚情報

南壮一郎さんは2017年に結婚しています。
妻や子供に関する情報は残念ながら見つかりませんでしたが、結婚式の司会は元ライフネット生命保険取締役会長を務めていた岩瀬大輔さんが務めたそうです。

妻や子供に関する情報は引き続き調査し、分かり次第更新したいと思います。

株式会社ビズリーチとは

パソコンで仕事をする女性

株式会社ビズリーチは東京都渋谷区に本社のあるインターネットを活用したサービス事業を行う会社です。

転職サイトと採用管理、勤怠管理クラウド等を展開し、オフィスの業務改善等にも役立つサービス等、“すべての人が「自分の可能性」を信じられる社会をつくる”といった企業理念をもち、働き方やキャリア教育の変革をリードすることを目標にして様々な事業を展開しています。

株式会社ビズリーチの歴史

株式会社ビズリーチは2007年に南壮一郎さんによって設立されました。

2009年に日本初の求職者課金型転職サイトとして『管理職・グローバル人材の会員制サイト ビズリーチ』を開設し、サービスを開始しています。
その後、2010年に高級タイムセールサイト『LUXA(ルクサ)』を開設しますが、同年11月に事業業渡を行い分社化します。

2014年20代専門の転職サイト『キャリトレ』のサービスを開始し、事業拡大に伴い大阪オフィスも開設しました。その後も名古屋・福岡・静岡・広島と全国的なオフィス開設を行っています。

2016年には『HAEMOS』『ビズリーチ・キャンパス』のサービスを開始させ、翌年には日本ベンチャー大賞で『人材サービス革新賞』を受賞しました。

2020年グループ経営体制に伴い、ホールディングカンパニーである『ビジョナル株式会社』の完全子会社となりました。2021年にビジョナル株式会社は東京証券取引所マザーズに上場し現在に至ります。

株式会社ビズリーチのサービス・事業内容

株式会社ビズリーチではITを活用し、6つの事業を展開しています。

BIZREACH(ビズリーチ)

即戦力人材と企業をマッチングさせる転職サイトです。
会員制転職サイトとなっていて、ハイクラス転職市場を可視化した事業となります。

『ビジネスパーソン』『国内外の優良・成長企業』『各業界に精通した一流ヘッドハンター』を効率的に最適な人材を掛け合わせ、即戦力人材を見つけ出すことに特化しています。
144万人以上の優秀人材が登録していて、2ヶ月で4名の採用が決まった会社もあります。TVCMで観たことがある方も多いのではないでしょうか。

HRMOS(ハーモス)/タレントマネジメント

従業員に関する様々な情報を一元管理できるサービスです。
このサービスを利用することで、人事業務や組織の状態を可視化することが可能となります。

内容の一例は『従業員データベース』『目標・評価管理』『1on1支援』『組織診断サーベイ』などの機能が使用でき、これを利用することで戦略的に人材活用が行えます。

HRMOS採用/採用管理クラウド

採用業務の一元管理が可能なサービスで、オペレーションの効率化が期待できます。

データを通じて採用活動の可視化・分析を行い戦略的な意思決定が可能です。
これを利用して『PDCAサイクル(計画・実行・評価・改善)』を回すことで、効率的に企業が求める人材の採用に繋げられます。

IEYASU(イエヤス)

完全無料のクラウド勤怠管理システムです。

経済産業省認定のサービスで1,000社以上のサポート経験を基に人事、労務のノウハウを詰めたシンプルなシステムが好評となっています。
2019年より施行が始まった働き方改革関連法案にも対応しています。

キャリトレ

20代をターゲットにした転職サイトです。

“興味がある”という気持ちをきっかけに新たな可能性をビズリーチが提供するキャリトレで発見する入口として利用してほしいといった気持ちが込められています。
レコメンドされた求人の中から興味のある求人を選択していくだけで、より志向性の高い求人を見つけることが可能、また、それを見た企業側からのスカウトも届くようになります。
※2018年4月25日以前は『キャリアトレック』の名称で運営を行っていました。

ビズリーチ・キャンパス

OB/OG訪問を通じて、大学生のキャリア形成を支援するサービスです。

就職活動をしている学生が母校のOB/OGが現在勤めている会社や経歴を閲覧することが可能で、興味のあるOB/OGに話を聞きに行くこともできます。

企業側も自社に興味のある学生を確認することが可能で、マッチしている学生を探しスカウトもできます。また、スカウトの承諾率もデータ化されるので、採用の施策に生かす材料にもなります。

株式会社ビズリーチの業績・売上高

株式会社ビズリーチの2021年7月期の業績結果についてまとめました。
業績については親会社となるビジョナル株式会社との連結決算の内容となります。

売上高286億9,800万円、営業利益23億6800万円となっています。
ビズリーチでは、過去4年間の売上高が右肩上がりとなっていて、2022年7月期連結決算予想では売上高410億円と43%増の予想と発表があります。

理由としてはパンデミックによる採用活動の停滞が解消し、中途採用の需要が急増していることが挙げられます。

株式会社ビズリーチの特徴・強み

株式会社ビズリーチの強みは“情報力による圧倒的な信頼性”です。

ビズリーチでは日本初の課金型転職サイトを開設したことで、費用は掛かりますが会員情報をデータベース化し求人企業に提供することで『ダイレクト・リクルーティング』が可能となりました。
また、ビズリーチの会員は審査で選別されていること、有料会員は転職意識高いため求人企業にとっても他社リクルート企業の会員よりも採用意欲が強い傾向にあるようです。

利用料も大手転職サイトの広告料や人材派遣会社の紹介報酬と比べても安価な設定となっていることから企業としてもローコストで優良人材が確保できることが特徴となっています。

株式会社ビズリーチの評判・口コミ

今回は株式会社ビズリーチのメインサービス『ビズリーチ』を利用しているユーザー、企業の評判や口コミを調査しました。

まず、転職を希望する利用者の口コミとして“優秀なヘッドハンターが多く好求人を数多く紹介してもらえた”といった内容がありました。利用者はオファー内容をじっくり確認することができるので希望のキャリアアップが実現したといった好評判が数件見つかりました。
一方、課金に抵抗がある、希望の求人が見つからないなどといったマイナスな評判もありましたが利用者数144万人以上の実績がビズリーチの良さを物語っているといえるでしょう。

次に企業側の評判についてです。
人材を求めている企業としては、ビズリーチのスカウト型採用はとても効率的な手法であるという評価が多く感じました。
直接採用候補者にアピールし相談できるツールは採用効率アップに繋がっているようです。

また、地方や中小企業では知名度の低さや人口の少なさからなかなか希望する人材と出会えないとった悩みもビズリーチを活用することで解消できたといった口コミもありました。

まとめ

南壮一郎さんのご紹介は以上となります。

この記事を通じて南壮一郎さんのビジネス力の高さが伝われば幸いです。
南壮一郎さんが新たに創設したビジョナル株式会社はまだ創業して2年のため、今後も更なる成長が期待できる企業であることは間違いないでしょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。